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旅行ライター陽月よつかによる、役立ったり役立たなかったりするゆるっとしたページ

取材余話:兵庫:神戸布引ハーブ園取材は薔薇とミツバチとマダム・チューリップ

神戸布引ハーブ園へ「薔薇が咲く頃取材へ伺います」とご連絡し、FBで「これどっかで覚えがあると思ったら椿姫か」とひっそり呟いていたところ、何それ、と冷静な一言を戴きましたので。今更ながら。

 

アルフレード「今度いつお逢いできますか」

ヴィオレッタ「この花の枯れる頃に」

 

初対面の別れ際の場面。ちなみにこの後椿姫では「では明日」「いいわ、明日ね」と続くんですが、取材はご連絡翌日とはならずでした(当たり前)

神戸布引ハーブ園、おもてなしの庭の薔薇

つことで、薔薇が咲いたので神戸布引ハーブ園へ行ってきましたよー。

 

ウェルカムガーデンの百合たち

薔薇だけでなく百合も咲く。セージも芍薬カモミールも。ハーブ園は花盛りでした。

「世が戦でも、胡蝶[ちょう]が舞う、撫子も桔梗も咲くぞ」(天守物語)なんて一節を思い出しますなあ。撫子と桔梗は咲いてなかったけど(秋の花だからね)。

 

ローズシンフォニーガーデンの薔薇の門

薔薇の門ー。ラベンダー&ローズフェアの取材で、ラベンダーはまだ時期早でしたので、薔薇ばっかり撮り歩きました。薔薇もまだやや早くらいではありましたが。

あーもう可愛い! 薔薇可愛い!(ライターにあるまじき可愛いの乱用)

 

ローズシンフォニ―ガーデンの一重の薔薇

一重咲きも好き! なんという心難いグラデーション。ノスタルジックな色合いも素敵。んで香りがいいんだまた。

 

して、取材の目玉は今回の、てか毎年のラベンダー&ローズフェアのハイライト「ローズカフェ」。

ローズカフェ

ローズに囲まれてローズブレンドティーやローズサイダーがいただける、ローズづくしカフェですよー。

 

ご訪問の方、ぜひ事前にフェアのチラシ受け取っていきましょう! ロープウェイ駅とかにご自由にどうぞで置いてあるから! ローズブレンドティー500円なんですが、チラシの端にローズブレンドティー引換券ついてるんです(笑)

 

冷たいメニューはローズサイダーのみ。取材中、汗だくのおっちゃんお二人が「冷たいのないの?サイダー?じゃあそれ2本」と喫茶店のアイスコーヒーなノリでローズサイダーを召し上がってました。おっちゃん優雅…薔薇のかほり…(笑)

 

なおこちらのサイダー、バラエキス入りでございますよ。エキスって表記は薔薇的にどうかと思うがこれは国規定ぽいので残念。エッセンスとかって言えればイメージがだいぶ素敵なのにね。

 

あ、ラベンダーも撮りましたよ。ちょっと早めだったけど。

ラベンダーと美蜂

ラベンダーの紫と緑にハチの黄色が映えて綺麗で、今回同被写体での写真枚数が一番多かったのは彼らでした(笑)ばしゃばしゃ撮った! でも記事ではハチ目立つとよくないかもしれんと思ってちょい自粛。

 

あと今回、ランチも同時取材。

メインダイニングのビュッフェコーナー

お城でいただく、ハーブとお花たっぷりのハーフビュッフェ!です!

 

鴨のローストの一皿

写真はメインの一皿、鴨のロースト。脂っこくなりがちな鴨肉が、ハーブとスパイスで柔らかくさっぱりめに、でもコクはしっかりと。しかも風味爽やかで、すっご美味しい!

 

ビュッフェのお皿と並べて

ハーブ園はこれまでプライベート込みで何度も訪れていながら、ランチはいつも来る前に食べてたり降りてから食べたりで(何せご飯の美味しい街神戸よ…)ダイニングに来たことなかったのですが。次からは来るー! 取材ヌキでお気に入り認定です。

 

こんなに花花しいサラダをがっつりいただけるの、沖縄の民家カフェランチ(知り合いの紹介のみのとこ。しかも多分今やってない)でいただいた以来ですもん。

 

余談ですが、エディブルフラワーをいただく際はいつも、薔薇と鬱金香(横溝正史)登場の美女・マダムチューリップが美貌の秘訣を問われて答えた優雅な台詞「わたくし、チューリップが大好きですの。見るばかりでなく、その日の朝に摘みましたものを、羹[あつもの]にしていただきますの」(うろ覚え)が頭をよぎります。なんだ今回文学余談ばっかだな。

 

花花しくてめっちゃ美味しいランチ情報は、ハーブ園総合紹介に組み込みましたよー。

www.travel.co.jp/guide/article/32935/

 

ラベンダー&ローズフェア2018の情報はこちら!

www.travel.co.jp/guide/article/32993/

 

とそういや以前書いた神戸布引ハーブ園内カフェ「ザ・ヴェランダ神戸」ですが。もうお一方、トラベルジェイピーで書いてらしたナビゲーターさんがいらっしゃいまして。

 

同施設の切り口を変えてのご紹介は普通にあるんですが、時折媒体の特性上、違う人も書いてるって知らずに書いたご紹介記事が重なることがあるのですよー。知らずに書くので切り口もかぶったりする。しゃーない。でも同じ施設を取材しても、ご紹介は違ってくるのが面白いのです。

そちらの方の記事がこちら。素敵なので良かったらー。

www.travel.co.jp/guide/article/32124/

 

私の書いた「ザ・ヴェランダ神戸」記事はこちらですよー。

www.travel.co.jp/guide/article/32278/