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名古屋:劇団四季『キャッツ』×ストリングスホテル名古屋のコラボ「STRINGS ジェリクルブッフェ」全猫メニュー紹介!

2月某日、ストリングスホテル名古屋へ行ってまいりましたー。お目当ては劇団四季『キャッツ』コラボの「STRINGS ジェリクルブッフェ」!

劇団四季『キャッツ』ジェリクルブッフェイメージ

 

キャッツは現在ロングラン40周年となる大人気ミュージカル。ただいま名古屋四季劇場で上演中です。そんでもって、今年開業7周年のストリングスホテル名古屋の立地はなんと、キャッツの名古屋初演時(1988年)に、キャッツ専用劇場であるキャッツ・シアター(当時はテント式仮設劇場)が建てられていた場所!

 

そんなゆかりもあって、この度キャッツとストリングスホテル名古屋のコラボブッフェ開催となったそう。

そりゃ、キャッツファンなら行かねばならん!

「STRINGS ジェリクルブッフェ」の『キャッツ』度はだいぶ濃厚

『キャッツ』ジェリクルブッフェ入口

「STRINGS ジェリクルブッフェ」会場は、ストリングスホテル名古屋2Fのブッフェレストラン「シェフズ ライブ キッチン」。入口ポスターには黒地に金の目、キャッツファンにはお馴染みのモチーフが出迎えてくれます。

 

ライブキッチン

ブッフェのお料理は、テーブルへ直接サーブしてくれるメニューやランチ・ディナー限定のメニュー(つまり両方来ないと全メニュー制覇ができない!)も含めて、全部で33種類。

コの字型のライブキッチンの内側では次のお料理を続々調理中のため、出来立ての料理がいただけますよ。

 

そして、ブッフェ台へ並ぶお料理には…

ブッフェ台

1メニューずつ、モチーフになった猫の写真と説明がついているのです!

 

オールドデュトロノミー

クローズアップ!こちら、長老猫オールドデュトロノミー・モチーフのメニュー「白トリュフ風味のマッシュポテト」です。

白と優しい灰色の毛並みの色合いが再現されてる!しかも白トリュフで香りや風味に品格がある感じも、柔らかくてまろやかな口当たりとお味もオールドデュトロノミーっぽい…!(※私的イメージです)

 

「STRINGS ジェリクルブッフェ」の最たる魅力が、まさにコレ。キャッツに登場する全猫27匹に、それぞれの専用メニューが登場しているのです。キャッツへの本気度が本気!(日本語がオカシイ)

ジェリクルキャッツ

個別猫だけでなく、作中のイメージからのメニューもありますよー。ちなみに「ジェリクルって何?」と思った方へ。「ジェリクル」はジュエル(宝石)とミラクル(奇跡)を合わせて作られた、原作者エリオットの造語。キャッツのテーマのひとつでもある言葉(※私見)です。

 

※ なお私は、幼稚園時代に劇場でキャッツを観て以来何度も観てはCDも原作も絵本もブロードウェイ版ビデオもDVDも持ってるキャッツファン。基本ファン目線で色々言いますがよろしくです。イチオシはマンカストラップです。

 

それじゃ、メニュー紹介行きますよー。なおさっきのオールドデュトロノミーみたく、猫名を太字にしとくので、「読むの長えよ!」って人はお好みの猫のとこだけどうぞ!

27匹登場!『キャッツ』モチーフのメニューが面白い

スキンブルシャンクスと冒頭の満月

まず最初に「これは食べて!何ならまっさきに食べて来て!」と言いたいのが、鉄道猫スキンブルシャンクス

スキンブルシャンクス

機関車だぁ~~~~~!!!

 

メニュー名は「スモークサーモンと黄人参のサラダ マスカルポーネと黒オリーブのパウダー」。て、メニュー名から予想したやつと全然違う!スキンブルシャンクスで機関車出てくるとか嬉しすぎる!!!

(ちょっとだけネタバレ:劇中では、鉄道猫スキンブルシャンクスの歌に合わせて、全猫がガラクタを持ち寄って鉄道ごっこ(?)をする場面があるよ!)

 

私が行った時にはこれがテーブルサーブ・メニューで一人一皿でしたが、今は食べ放題メニューに加わってブッフェ台に並んでいるそうです。これから行く人羨ましい!

んで、それじゃ今は何がテーブルサーブ・メニューかとゆーと。

ゴミ捨て場に浮かぶ月

ゴミ捨て場に浮かぶ月をモチーフとしたメニュー「コラーゲン入りずわい蟹とアオサのビューティースープ」。

夜のゴミ捨て場の上に満月がぽっかりと浮かぶ光景、まさに冒頭シーンじゃないか!ちなみにパイ包みを破ると、スープの中にも丸い月が入ってるみたいで可愛いですよー。

グリザベラ、マンカストラップ、マキャビティ、ヴィクトリア

さてこのテンポだとすげい長くなりそうなので、ちょっと説明を駆け足に。『キャッツ』屈指の名曲「メモリー」を歌うグリザベラは、私の推し・マンカストラップと対のメニューになってました!

グリザベラ・マンカストラップグリザベラは「三河鶏のコンフィ 黒胡麻のソース シャドークィーンのチップと共に」、マンカストラップは「本日のテリーヌ ベリーとバルサミコジュレ 銀箔を添えて」。物語一の名曲を歌うグリザベラと、物語の最初の一言を告げる(歌う)マンカストラップ。お皿の色も配置も対比してます。この対比好き!

 

ファンとしては、銀箔にもさらにときめきました。マンカストラップマキャビティと戦うシーンがあるのですが、こう、激しいアクションの中にきらきらっと銀の毛並みがきらめくのが本当格好よくてですね…あのシーン大好き…。

 

マキャビティとヴィクトリア

じゃあそのマキャビティはとゆーと、ヴィクトリアと対で並んでました!犯罪王マキャビティは、黒のタマゴに入った「ビーツとヨーグルトのムース 生ハムと共に」。清らかさの象徴のような純白の猫ヴィクトリアは、白のタマゴに入った「烏賊の炙りとカリフラワーのブランマンジェ」。どちらも口当たりなめらかでめちゃうまです。そういえばこの2匹、2幕最初で一緒に踊ってましたね!

マンゴジェリー、ランペルティーザ、ジェリーロラム

マンゴジェリーとランプルティーザ

いやキャッツ内でペアと言えば、マンゴジェリーランペルティーの泥棒コンビでしょう!と思ったら、もちろんちゃんと並んでました。ランペルティーは「チョコバナナロール」、マンゴジェリーが「マンゴーゼリー」。ランペルティーは毛並みの色彩からっぽいですが、マンゴジェリーが名前そのままなのに笑った!

 

その隣にちらっと映ってるのがジェリーロラム。そろそろ「どの猫だっけ」ってなりそうですが、彼女は劇場猫アスパラガスに寄り添って、昔の話を聞いてあげてる猫です。

ジェリーロラム

ジェリ―ロラムは「ラム酒のパンナコッタ パイナップルのゼリー」。黒地に金目のキャッツモチーフが上にのっかってますよ。明るくて優しい黄色と白、毛並みの色彩そのままですね!じゃあ紹介してもらってるアスパラガスはどこかとゆーと、スイーツではなく、がっつりメニューコーナーに登場しています。

アスパラガス、グロールタイガー、カーバケッティ、ボンバルリーナ、ディミータ、ギルバート

がっつりメニュー

あーアスパラガスは、自分が演じたグロールタイガーと並んでたのかとここで納得。グロールタイガーは「ブラックタイガーフリット オレンジマヨとレッドオニオン」、アスパラガスは「ホワイトアスパラガスとベーコンのガルビュール」。素材の名前を存分に活用していくスタイル…!

隣に並ぶカーバケッティは、マキャビティの戦闘シーンで、マンカストラップがやられた後に立ち向かっていく雄猫ですね!初めに立ち向かうマンカストラップも格好いいけど、仲間を倒した強者相手に飛び掛かっていくカーバケッティも格好いいよ!メニューは「アンチョビと黄蕪のスパゲッティ アーリオ・オーリオ」。白黒黄の色彩まんま!

 

ボンバルリーナは「チーズボール」。赤味がかったセクシーな毛並みが赤いパウダーに!しかし彼女と一緒にマキャビティソングを歌うディミータが隣にいない。どこだ…?

ディミータ、ギルバート

いた!コールドストーンアイスクリームになってました。ディミータは「オレンジ+チョコ+バニラ+チョコレートリング」、ギルバートは「オレンジ+バニラ+オレオ」の組み合わせ。注文するとその場で作ってくれますよ!

なお写真のアイスはギルバート。一幕で空中ブランコに乗ってる彼です。つっぱり猫ラム・タム・タガーの歌の時には、ちょっとやっかみっぽく歌ってる(気がする)のが可愛い。

ラム・タム・タガー、ミストフェリーズ、(オールドデュトロノミー、)シラハブ、ジェミマ、タントミール

ラム・タム・タガー

仕方ない、ラム・タム・タガーは格好いいですからね!彼のメニューは「南瓜と竹炭パンのスモーブロー仕立て」。歌も存在感も孤高のロックスターばりのオレサマ感の彼は、対のメニューもなし。いいねそういうのいいね!キリっと竹炭ブラックでキメてくれてる感じがします。南瓜の甘さが心憎い…!

 

ミストフェリーズ

ラム・タム・タガーが唯一(?)称賛するのが、魔術師ミストフェリーズ。メニューは「今市蕪のフランベ 竹炭のソルトを添えて」。胸元白い黒猫くん、黒部分の竹炭がラム・タム・タガーとおそろなのは仲がいいからかなとちらっと思ったり。(勝手な見解です)

なお私はミストフェリーズが帰ってきたオールドデュトロノミーに飛びついて喜ぶシーンが大好きなので、一緒に盛り付けました。オールドデュトロノミーメニューは先にご紹介したマッシュポテトですよー。

 

シラハブ

2章頭でオールドデュトロノミーから歌を引き継いで歌いだすほか、色々な場面で名曲「メモリー」を歌ってくれる、声のきれいな子猫シラハブちゃんはこちら。「白身魚フリットとグリビッシュソース ターメリックの香り」でした。白っぽい金色の可愛い子猫。写真が暗くなっちゃったのはご愛敬。

 

なお海外版の場合はシラハブがいないので、グリザベラとメモリーを歌うのはジェミマちゃん!

ジェミマ

メニューは「若鳥のディアボロ風」。ディアボロ(悪魔)風とはなんと…と思ったけど確かに毛並みの色彩まさにですね!あと「ジェミマ」の名前が「小鳩」の意味なのも鳥メニューなのに何か関係が…?(多分関係ない)

 

逆に、絶対名前由来でしょー!と思ったのが彼女。

タントミール

タントミールの「担々麺」!神秘的でミステリアスな赤茶色の猫、無言で一人踊る場面が目を引く美しい彼女が、担々麺(笑)。確かに、一匹で強いインパクトを残していく彼女らしいかも!

ランパスキャット、グリドルボーン、ジェニエニドッツ、コリコパット

個人的に今回一番「どうして君がこうなった?!!!」と思ったのが彼、ランパスキャット

ランパスキャット

メニューは「生クリームプリン」。犬たちの大喧嘩を蹴散らしたりと、街の大親分的な立ち位置で“グレート・ランパスキャット”と呼ばれる彼(ただし四季版はその歌はなし)にしては、これめちゃめちゃ可愛くないか…!!!グレーに黒白の毛並み由来かなと思いつつ、ギャップが気になりすぎてスイーツ内で一番に手を出したよ!とろける甘さで美味しかったよ…(笑)

 

スイーツ

ランパスキャットのお隣は、グリドルボーンジェニエニドッツグリドルボーンは登場シーンのピンクのライティングになぞらえた「苺ムース」、ジェニエニドッツは毛並み柄のハートの乗ってる「ブラッドオレンジのタルト」。悪女に世話焼きおばさんと、タイプ真逆の二匹だけど、スイーツになるとどっちも可愛い!

 

コリコパット

その隣はコリコパットの「キャラメルムース」。黒基調に白と茶色でシックな感じ!上に乗ってる白いのは、耳が白いからですかね。ちなみに舞台上のコリコパットの見分け方は、「最後まで誰だかわからない雄猫がいたらそれがコリコパット」なる説を聞いたことがあります。なんと……。キャラメルムースは味にしっかり存在感ならぬこっくり感あって美味しかったです。

バストファージョーンズ、カッサンドラ、タンブルブルータス

ここまできて、彼の出番はまだか?と思ってる方もいるかもしれません。キャッツで美食と言ったら、そりゃあ彼しかいない!バストファージョーンズ!!!

今回の登場メニューの中で、美食家バストファージョーンズだけは1メニューでは足りず、なんと1匹で何メニューも受け持っています。さすが街一番のお金持ち!!

バストファージョーンズ

「美食家バストファージョーンズが認めた一品」メニューは豪華ラインナップ。写真は、「地場野菜の揚げたて天ぷら」、注文すればその場で握ってくれる「鮮魚の握り寿司」、目の前で切り分けてくれる「アンガス牛のローストビーフ」です。

ちなみにこれらはディナータイムのメニュー。ランチタイムにはアンガス牛に変わって「ハーブ風味のローストポーク」が登場です。我らがバストファージョーンズは、幾ら美味しい料理であっても、昼夜ではちゃんとメニューを変えるのだ!(偏見)

 

さて、ここまでご紹介猫は25匹。全27匹の筈が2匹足りません。実はカッサンドラタンブルブルータスは、ランチ限定メニューにのみ登場。劇中でラブラブ(に見える)な黒基調の毛並みのこの2匹は、2匹で1つのメニュー「イカ墨のブラックカレー」として登場します。やっぱりカレーもアツアツなんですかね…( *´艸`)

劇中モチーフメニューもいろいろ

それぞれの猫の個別メニュー以外に、モチーフメニューもバリエーション豊か。

ハンバーガー

食べやすく半分に切ってある「ハンバーガー」。モチーフは“ゴミ捨て場のゴミ箱”。

名無しスイーツ

「ショートケーキ」は“猫型のチョコレートのせ”、「アップルパイ」は“猫の足跡”がモチーフ。可愛い!そして定番スイーツ美味しい!

調子に乗ってメニュー紹介しすぎたんで、そろそろこの辺で止めときますが、飲みものやキッズメニューもありますよー。

ちょっとおめかししてジェリクルな夜を

乾杯

「STRINGS ジェリクルブッフェ」は会場も素敵。窓からはチャペルが見えますよ。キャッツだけでなくプリンセスものもハマるのでは…と思えるロマンティックさ。普段着でも入れるお店ですが、ちょっとおめかしして行きたくなります。
なおこちらのブッフェは人気が高くて、予約なしだと入れない日もあるとのこと。なるべく予約して楽しんでくださいねー。

 

STRINGS ジェリクルブッフェ 基本情報

STRINGS ジェリクルブッフェ
期間:2023年1月21日(土)~3月15日(水)

会場

ストリングスホテル名古屋「シェフズライブキッチン」
住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-7
電話番号:052-589-0787(レストラン代表)

営業時間

ランチタイム(11:00~14:40/最終入店13:00)
ティータイム(15:00~16:30/最終入店15:15)※週末のみ
ディナータイム(平日17:00~21:00、土日祝17:00~21:30)

料金

ランチ(平日):大人¥4,750/子供(6~12才)¥3,000/幼児(3~5才)¥1,800
ランチ(土日祝):大人¥5,250/子供(6~12才)¥3,300/幼児(3~5才)¥2,000
ディナー(平日):大人¥6,300/子供(6~12才)¥3,600/幼児(3~5才)¥2,200
ディナー(土日祝):大人¥6,800/子供(6~12才)¥3,900/幼児(3~5才)¥2,400
(※消費税込・サービス料15%込)

www.strings-hotel.jp